月刊・お好み書き　2011年11月号（1990年3月創刊／通巻260号）

2011年11月号

お好み後記

▼風邪が少しよくなったかな？と思ったらまたぶり返すを繰り返し、２週間以上家でずっと息を潜めていた。するとそれを聞きつけたご近所さんから「うがい用の赤い梅酢」「寝る前に飲むための白い梅酢」が届いた。その後も「喉にいい大根入り蜂蜜」「大根のつまみ菜」などをどっさりいただく。隣の駅のスーパーに行ったのでとお土産をいただいた時にはさすがに胸が熱くなった。ちなみにここは橋下さんが立候補する大阪市よりも人口が多い政令指定都市です。（敦）

▼我が家の真上を大阪空港へ降りる飛行機が飛んでいる。後記を思案していたら立て続けに5機飛びよった。門限直前の夜８時半ごろ、混雑した時間など１分おきや。着陸した飛行機が滑走路で何か事故をおこして動けなくなったら、後から来る飛行機は事故機につっこむしかないやろなあ、大事故になるやろなあなどと思いながら、毎日飛行機の音を聞いている。（伯）


お知らせ

★活かそう憲法の心　いのちはぐくむ明日につなぐ★

　“９条の心”は二度と戦争をしたくない、人を殺したり殺されたりしたくない、世界の誰もが「恐怖」と貧しさからのがれて平和に暮らすことができるよう願う心です。９条の会の呼びかけ人大江健三郎さんは、「国民（私たち）が憲法９条を『希求』（願い求める）した、国民が希求した新しい社会を未来に向けて生きていく日本人につなぐことができるか、それが今私たちにかかっている」と言われています。“９条の心”は「いのち」を慈しみ愛（いと）おしむ心であり、この心を一層強くし、明日にはぐくみ、つないでいかなくてはなりません。東日本大震災で失われた多くのいのちを想い、「９条の会」結成7年の秋の集いで心を一つにしましょう。（チラシから）
　█ 日時　11月20日（日）午後０時30分開場、１時開演
　█ 会場　神戸文化ホール中ホール

（〒650-0017 神戸市中央区楠町４−２−２、電話078−351−3535、神戸市営地下鉄大倉山駅西１番出口１分、JR神戸駅北出口北へ10分）
　█ プログラム

第１部（午後１時〜２時30分）田中優子・法政大学教授講演会「江戸という生き方──戦争は必要ですか？」明治以降の近代化のために、なぜ日本は戦争に入って行ったのか、なぜ植民地が必要だったのかを振り返りながら、300年近く低成長で戦争の無かった江戸時代の特質を見る。そして、私たちが何を乗り越えねばならないかを考えようと思う／第２部（午後２時45分〜３時45分）ソプラノ歌手・深川和美・こころのうた「里の秋」「死んだ男の残したものは」「金の波銀の波」「浜千鳥」ほか

　█ 料金　全席自由1500円、障害者・高校生以下500円

　█ 主催・連絡先
九条の会ひょうご（電話090−1914−4907 中島）、９条の心ネットワーク（電話078−361−9199）

★ ジェンダー入門〜女らしさ、男らしさはこうしてつくられる〜 ★

　「女はこうあるべき！男はこうでなくてはならない！」それって誰がいつ決めたの？　社会学の視点から、「らしさ」に仕組みについてわかりやすくお話しします。（チラシから）

　█ 日時　

11月19日（土）午後２時〜４時30分、１部：講演、２部：講師と参加者のフリートーク

　█ 会場　大阪市立市民交流センターすみよし南

（〒558-0021 大阪市住吉区浅香２−１−９、電話06−6697−0971、FAX06−6697−1964、JR阪和線杉本町駅東徒歩７分、地下鉄御堂筋線あびこ駅南西徒歩16分）

　█ 講師

 

 

石元清英・関西大学社会学部教授：専門は部落問題、差別論。大学の授業では、ジェンダー論、セクシュアリティー論、子どもの虐待なども。1997年、キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワークの結成に関わり、現在全国事務局を担当。お好み書き読者。

　█ 受講料・定員　無料、30人

　█ 申し込み・締め切り
上記同センター、FAX、はがき、電話にて受け付け。講座名・氏名、住所、年齢、電話番号、何を見ての申し込みかを明記。11月12日（土）必着

★ 人権の視点から考える東日本大震災 ★

　2011年３月11日、大地震・津波と同時に起こった東京電力福島第一原子力発電所の大事故。事故によって拡散した放射性物質による地球規模の環境破壊と被曝による健康被害の可能性。その現実に私たちはこれからも向き合っていかねばなりません。映画「ミツバチの羽音と地球の回転」と制作者の鎌仲ひとみ監督のお話を通して、東日本大震災以降のわたしたちの社会のありよう、エネルギーの未来について一緒に考えてみませんか。（チラシから）

　█ 日時

 

映画上映11月25日（金）午後７時〜９時15分（開場６時）、鎌仲監督講演会12月２日（金）午後７時〜９時（開場６時）
　█ 会場　大阪市立弁天町市民学習センター講堂
〒552-0007 大阪市港区弁天１−２−２−700、電話06−6577−1430、JR環状線弁天町駅北口・地下鉄中央線弁天町駅西口２A出口５分、オーク２番街７階

　█ 紹介

 

映画「ミツバチの羽音と地球の回転　スウェーデン──祝島　エネルギーの未来を切り開く人々」（2010年・135分・グループ現代）は、29年前から山口県上関原発反対を訴えてきた祝島の人たちの生き方と、地域自立型エネルギーにシフトしたスウェーデンの取り組みをドキュメンタリーで紹介する。鎌仲監督は、映画「ヒバクシャ─世界の終わりに」では、ヒバクは過去の出来事ではなくいまもイラク、アメリカ、日本で続いていると内部被曝の問題を訴え、「六ケ所村ラプソディー」でも、核燃料再処理施設の問題を取り上げている。

　█ 受講料　各回1000円
　█ 申し込み　
講座名、名前、住所、電話（FAX）を記入、ファクス（06−6345−5019同センター企画推進課）、またははがき（〒552-0001 大阪市港区波除４−１−７ＨＲＣビル９階　国際人権大学院大学〈夜間〉の実現をめざす大阪府民会議）で

★ 頑張ろう　福島震災支援コンサート　
　　　　　　　　　　　　　　in 府中の森芸術劇場　クーペ&Shifo ★

　来年は福島。その支援ライブを府中でやるんだが、俺も脳梗塞になったり骨折したり。でもこんなもんでへこたれない。こんなもんでへこたれちゃいけない。頑張ろう福島、 頑張ろう俺。（クーペ）／福島第１原発から20キロ圏内大熊町は、現在町ごと会津若松に避難しています。いつ戻れるかわからない先行きの不安と戦いながら故郷を思い生活している人たちに直接会ってきて、必ずまた会いにきますと約束してきました。（Shifo）

　█ 日時　12月27日（火）午後６時30分開場、７時開演
　█ 場所　府中の森芸術劇場ふるさとホール

〒183-0001 東京都府中市浅間町１−２、電話042−335−6211、京王東府中駅北口徒歩７分

　█ 出演

 

クーペ＆Shifo、劇団シニア（クーペ脚本・演出/演劇）、鼓遊（和太鼓）、夢屋本舗（よさこい）ほか

　█ 入場料　2000円（全席自由）
　█ 問い合わせ　GANBAROU（電話042 −306−5515）

★ お好み忘年会12月17日（土）★

　恒例のお好み忘年会は、12月17日（土）午後７時半からに決まりました。会場は３年前、笑福亭伯鶴が参加できなかった歌声喫茶「ほっとすてんしょん」（大阪・谷町６丁目）です。先日、伯鶴から雑誌「東京人」にフォーク特集が組まれていることを教えられ、原発事故やなんやでデモが復活した今年は、「やっぱ、フォークやなあ」と思った次第。詳細は来月号で。万障お繰り合わせの上、ご参加のほどを！（門）