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去年今年、暮らしどうなる
良い初夢を、幸せな一年に

　新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしく。
　年末年始特別バージョン、紙上ツイッターでご機嫌をうかがいます。

　《秘密保護法》
　昨年末この法律が国会で可決され、「報道の自由、国民の知る権利が侵害されるのでは」との懸念を表明する人が多い。まてよ。今まで報道は自由だった？国民は知るべきことを過不足なく知らされていた？

　《和食》
　和食が世界無形文化遺産に登録されることになった。しかし、僕も下手だが、箸使いの出来ない子どもや若者が少なくないと聞く。また日本人の食の輸入依存度は高い。自国の農産品や魚介類を箸を上手に使って食べるのが本物の和食では？

　《予想、冬季五輪》
　金メダル確率が高いのはスキーの女子ジャンプと男子スノボー。後はスケート女子フィギュア。北国でも雪国でもない日本がウインタースポーツに弱くてもしかたない。今大会は、地元のロシアと次回開催国の韓国ががんばるだろう。

　《予想、プロ野球》
　残念だがセリーグは今年も巨人の独走。パリーグは大混戦。制するのはソフトバンク。そして野球人気は低迷し、やがて冬の時代に。

　《予想、サッカーワールド杯》
　比較的くじ運は良かったが、それでも予選突破確率は10％。前回よりもディフェンスが弱そうなのが気になる。それにしても非現実的な楽観報道は不愉快だ。秘密保護法に抵触するじゃなし、評論家は本音を話してほしい。

　《どうなる？僕の暮らし》
　消費増税、諸物価高騰、格差拡大と困った四文字熟語が飛び交う今年。僕は大幅収入減。本さえ読めれば、スポーツ番組さえ聞ければ良しとして、安穏に暮らしたい。歌の文句じゃないが、いいじゃないか幸せならば。

　《今年の熟語》
　僕が選ぶ2014年を象徴する言葉は「右傾化」。与党は絶対多数、本物の野党は微力。秘密保護法に守られて、鷹派の主張どおりの改憲案が闊歩し、原発再稼働が準備され、非核三原則さえ形骸化されそうな予感がする。そして東京五輪に気を奪われている隙に僕たちの国は道を間違えるかも。僕にはなにも出来ないけれど……？

　《僕の初夢》
　縁起の悪いことを書いた罪滅ぼしに僕のささやかな初夢を。ジャンボ宝くじで７億円をゲット。貝のように沈黙し、預金通帳を撫でながらニヤニヤ笑って死にたい。それとも善人になって、諸所方々に寄付し、数多のガールフレンドとデートし、好悪を問わず知人にご馳走して、短命を楽しむか。どちらかに徹することができれば幸せだなあ。

　《見果てぬ願い》
　死ぬまでにたった一度、僕が育った町と盲学校の周辺を歩いてみたい。風も音も道路の感触も、なにもかも変わっているだろうなあ。僕もまるで変わってしまった。初恋のあの子はどうだろう。変わっていないといいなあ。

　皆さん、どうか良い初夢を。そしてお幸せな一年を。